福井県盲ろう者向け通訳・介助員現任研修会を開催しました
2月24日(土)、光道園にて盲ろう者向け通訳・介助員 現任研修会を開催しました。
この研修会は、通訳・介助員の皆さんのレベルアップを目的に開催しています。
本年度は、買い物の場面を想定した通訳・介助実習を行いました。
通訳・介助員同士がペアになり、どちらかの方に疑似体験グッズを付けてもらい、通訳・介助を受けながら、買い物を行なってもらいます。
こちらの写真は、移動する車のある駐車場までの移動の様子です。
安全な移動に加えて、道路の雪の状況などを通訳しています。
すみません・・・。
肝心の買物中の写真を撮り忘れてしまいました・・・。

そして・・・。
園に戻ってからの反省会では、普段の通訳・介助での反省やコミュニケーション方法や移動方法について意見交換を行いました。

光道園では、福井県委託事業として、福井県盲ろう通訳・介助員派遣事業、通訳・介助員養成講習会の開催などを行なっています
また、福井盲ろう者友の会の事務局業務も行なっています。

白杖歩行訓練にいってきました
記録的な大雪が続いた福井県でしたが、その後、先日のブログでご報告したとおり、福井県内は穏やかな天候が続いています。
先日、白杖歩行訓練に行ってきましたので、大雪後の白杖歩行目線での市街の歩行環境状況についてご報告させて頂きます。
今回、訓練を実施したのはJR福井駅周辺です。
豪雪時には、たくさんの雪があり、訓練した方からも、点字ブロックが埋まってしまって大変だったと話されていました。
その後は、市民の皆さんのご協力により、歩道上の除雪は進んでいる状況です。
(写真は、先日の歩行訓練時の写真です。点字ブロック上も綺麗に除雪が進んでいました。)
こちらは、横断歩道周辺の写真になります。
(こちらも先日の歩行訓練時の写真です)

横断歩道周辺には、道路の除雪で積み上げられた雪の壁が残っています。
横断後の安全を確保する為に、できるだけ早く歩道上に入りたいのですが、雪の壁により、横断位置の幅が狭くなってしまっていることや、通常、縁石であれば、乗り越えられていた高さが、この雪の壁の高さだと乗り越えも難しい状況、また、ドライバーへの注意換気の為の白杖が、雪の壁によって見えにくい状況を作ってしまっています。
道路上の除雪は進んでいますが、歩行に関してはまだまだ、安全性が確保できない状況にあると感じました。

今回の大雪により、移動の面でも、また生活の面でも大きな影響を受けた方も多いかと思います。
今回、訓練をさせて頂いた方も、通勤や除雪、食事など大変な事も多かったと話されていました。
それでもご近所の方が声をかけてくれて、除雪をしてくれたり、夕飯の食事をお裾分けしてくれたりなど、本当に助かりましたと話されていました。

福井では、2月14日のバレンタインデーが大雪だった為、2月28日を「セカンドバレンタインデー」と銘打って、除雪に協力してくれた人などにチョコレートなどを贈り、感謝の気持ちを伝えようというキャンペーンが行われています。
歩行訓練も終わり、帰りに、ご近所の方へ除雪のお礼へと、チョコレートを選ぶお手伝いをさせて頂きました。
毎日の大雪で大変な事もたくさんありましたが、今回の大雪のおかげで人の温かさにも触れる事もできました。
今回をきっかけに、声をかけあう機運が高まっていけば、「何かお手伝いしましょうか」という一声が広まっていけば、目の不自由な方への外出がより快適になると感じました。
光道園リハビリテーション実践報告会が開催されました
平成30年2月22日(木)に、平成29年度光道園リハビリテーション実践報告会が開催されました。
アドバイザーは、木村病院リハビリテーション科部長の中村威彦氏・(同病院)理学療法士の木戸宏冶氏・(同病院)作業療法士の森香織氏の3名の方でした。
報告発表後は、各課から質問があり、活発な討論となりました。
また、アドバイザーの方々には、色々な視点からのアドバイスをいただきました。
光道園の生活支援員が、PT・OT・ST・DH・栄養士・看護師等と協働しての報告内容でした。
車椅子の高さや、クッションなどの細かな質問があり、PTからも回答がありました。
リハビリテーションが生活の中に浸透していることが分かる報告会となりました。
今年で10回目となり、今後も続いていくことを願っています。
このリハビリテーション実践事例報告会では、光道園外の施設の方の発表もありました。
また、利用者本人や、ご家族の方、その他園外7施設の方々の参加がありました。
報告された職員の方々、生活機能支援室の職員の方々等、協力してくださった皆様、お疲れ様でした。
羽二重ねっと事例検討会に参加しました
皆様、こんにちは!!
雪もようやく落ち着き、交通機関なども通常に戻ってきていますが、まだまだ雪の壁が道沿いに積んであるので、運転には気をつけていきましょう。
さて、そんな中、2月22日(木)福井県立盲学校にて開催された羽二重ねっとの事例検討会に参加しました。事例検討会では、羽二重ねっとに相談があったケースに対して、視覚障がいの支援にかかわる羽二重ねっと構成団体の担当者が集まり、その方にとってより良い支援について話し合いました。
その他にも、雪が降った際の視覚障がい者の外出の困難性や点字ブロックの設置方法の問題点や改善策などを話し合いました。
今後も、見えない・見えにくい方に対して、羽二重のように、視覚障がい者とその家族の生活すべてを、包括的に支援していけるように取り組んでいきたいと思います。

羽二重ねっとに関する詳しい情報は

吉川小学校に行ってきました
2月21日、今年度最後の福祉クラブに、吉川小学校に行ってきました。
前回は、大雪で行けませんでした。

みんなとても早く、点字で自分の名前を書いていきました。
点字で書く場所を、こだわって書いていました。

きっと全部は出来ないかも?って思っていましたが、見事に全員7枚すべてに書き終えました。
(点字は、文字なので打つとは言わず、書くと言います。)
家族のみんなに渡すと言う人や、友達に渡すと言う人もいました。
アッという間に40分の授業が終わりました。
また来年度も、福祉クラブがあったら、歩行・手話・点字や光道園見学をしていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。