
リハビリ支援センター
丸山 香純さん
(2017年入職)
~その方の暮らしや日々の生活に根差したリハビリにしていきたい~

私がリハビリで大切にしているのは、身体機能の維持・改善はもちろん、利用者の方の生活がより豊かなものなるようにすることです。そのため身体状態を確認した上で、普段の生活の様子や好きなこと、何をしたいか等の気持ちを汲み取って支援に活かしています。 出務していた障がい者施設では、比較的年齢が若い利用者が多いですが、姿勢は高齢者のように丸まっていました。姿勢改善+リハビリを少しでも楽しめるようにボールを使用した集団体操を提案しました。集団体操を通して姿勢改善はもちろん、利用者から「またサッカーしよう!」と声を掛けて下さって、嬉しかったです。
~施設で職員と共に利用者のケアを考えられる面白さ~
私自身も難聴のため、時には職員に助けてもらうこともあります。両親や自分自身のことから当事者としても理解して寄り添うことができるのは、私の強みです。持っている感覚、経験や気持ちを職員にも伝えていくことで、障がいの理解がもっと深まり、支援やコミュニケーションの幅も広がると思います。その先には利用者の方、地域に住む障がいのある方が安心してリハビリを受けられる環境につながると考えます。 福祉施設で働く良さは、利用者の方とその施設職員へのアプローチが出来る事。その利用者のケアプランを踏まえて、施設内で出来る生活リハビリや利用者の能力に合った介助方法を伝達します。施設職員と共に利用者に合わせた支援を考えられる事、また職員の意識改善にもつながるので面白いです。

~多様な人々の中で認め合い、尊重し合い成長していく~

光道園は子どもから高齢者、障がいについても幅広い方が共に生活しています。さらには幅広い年齢の職員がそれぞれの専門性を有しています。障がいのある職員や外国の方もそれぞれの視点を活かして働いており、互いに認め合い、尊重し合っている法人だと感じます。その中では「自分らしさ」も必ず利用者の方の支援に活きてきます。 障がいがあっても、何かあった時にはすぐに力になれる施設は地域にとって欠かせない存在だと思います。そのような身近な存在であり続けられるように、利用者の方、職員の方の想いに応える仕事がしていけたらと思います。
~祖母のリハビリで出会った理学療法士の仕事が、自分の将来に~
以前、祖母が腰の手術をしてリハビリに通うことになりました。私は付き添いとしてリハビリを見学したのですが、祖母が担当の理学療法士の方を信頼して笑顔でリハビリを受けていたことがとても印象的でした。さらに、身体能力も快復していき以前のような暮らしに戻っていきました。人のためになる仕事がしたいと考えていましたが、理学療法士の仕事を知り、年齢を重ねても元気で、したい事やできる事を支える仕事をしたいと将来のイメージが固まりました。 また、両親はろうあ者で二人の今後を考えた時にも、手話などその方に添ったコミュニケーションが取れ、安心して利用できる選択肢を増やしたいと思っていました。そのため、施設の理学療法士として働ける場所であること、今後の両親の選択肢にもなれる障がい者施設である光道園は就職先にぴったりでした。