復刻版 「生きる」(初版 昭和52年)
昭和五十二年の創立二十周年記念事業の一環として、記念誌を発行いたしました。
三人の職員が分担して、当時 元気でご壮健でいらっしゃいました、故中道理事長が取り組まれてきた福祉事業に対する姿勢をまとめたものです。
光道園を知る上で、また、故中道益平氏を理解する上で最もまとまっている内容となっています。
第一章 模索の中で
- 歩み
- お元気ですか
- ある実習生のレポート二編
- 自立
- 青雲の志
- 両眼失明
- 雑草に支えられて
第二章 雑草の花ひらく
- 愛盲活動の第一歩
- 愛の鉛筆運動
- 富士登山
- 愛の施設誕生
- 施設運営の曙光
- 身体障害者福祉年金制度
- 福祉への発想
- 光成センターの火災
第三章 この道よ、永遠に
- はるかなる夜明け
- この人を救わずして
- 使命感にもえて
- 夢の楽園への胎動
- 甦えった彼ら
- お約束は今ここに
- さらに光を
- 人と環境
- 限りなき前進
- 叫びつづける心
- 人間中道像
復刻版 「雑草に支えられて」(初版・昭和42年)
中道氏が初めて発行した書籍です。
中道氏ご自身の歩まれた半世紀と、福祉事業を始めて十年経ったときの心境などが綴られたものです。
第一章 私の少年時代
- 私のふるさと
- 父の病い
- 行商の思い出
- 父の死
第二章 若き日の夢
- 水産会社にて
- 右眼失明
- 百貨店時代
第三章 闇への序奏
- 入院
- 失明の宣告
- 生と死
- 雑草は我がいのち
第四章 第三の道
- 盲学校へ
- 結婚
- 陣情第一号
- 戦災
- 震災
- 愛盲運動
- へレンケラー女史の来日
- 愛の鉛筆運動
- 富士登山
- 愛の施設
- 授産のくるしみ
- 盲人職業
第五章 ライトセンター創立
- その胎動
- 敷地の提供
- 開所式
- はたらく喜び
- この愛すべきもの
第六章 この道よ永遠に
- 観菊会
- 夢の施設
創立50周年記念事業 「光道園50年のあゆみ」
本書をお読みいただくと、当園の意外な歴史の一端を知っていただく一助になるのではないかと思います。
本文は七章からなっており、当園の発展過程を7期に分けて、それぞれを独立した章としました。さらに、それぞれの期における特徴的な出来事を節としました。構成は以下の通りです。
※ 「光道園50年のあゆみ」は50周年記念で謹呈されたものです。ご覧になりたい方は、光道園までお越しいただけば観覧できます。
第一章 施設建設の胎動(昭和32年以降)
- ヘレンケラー再来日
- 愛盲運動の展開と身体障害者福祉法の制定
- 施設建設資金の確保―「愛の鉛筆運動」
- 富士登山でキャンペーン
- 施設建設地が決まる
第二章 光道園創設からライトセンター誕生まで(昭和32年~昭和40年)
- 光道園の誕生、そして運命の出会い
- 厚生大臣委託施設として指定される
- 相次ぐ増築で定員増 - 新しい盲人職種への取り組み
- 職員の待遇改善 - 「退職金制度」がスタート
- 全国で初のホームヘルパー制度を実施
- 職員の待遇改善 - 「退職金制度」がスタート
- 盲重複障害者専門施設のめばえ - ライトセンター誕生へ
- 建設敷地の無償提供
第三章 ライトセンター第一期工事からライフトレーニングセンター整備完了まで(昭和41年~昭和45年)
- 念願のライトセンター建設工事始まる
- 増築を決断
- 火災を機に光成センターを移転
- 創立10周年記念行事挙行
- 皇太子殿下、同妃殿下行啓
- ライトセンター初期の頃の生活
- ミックバラーズの誕生と初公演
- 中道益平福祉事業後援会の発足
- ライフトレーニングセンター(スターホーム)の建設
- ヘレンホーム・ローンホームの開設
- 療護施設へ指定変更
第四章 ライトセンター最後の整備から中道益平氏死去まで(昭和46年~昭和53年)
- ライトセンター最後の総合整備始まる
- ミックバラーズの演奏活動に社会が注目
- 施設生活と職員
- 創立15周年記念事業挙行
- 朝日町に老人ホーム建築
- 障害別、状態別施設体系の完成
- 光道園重複障害者教育研究班の発足
- 鯖江の施設総完成へ
- 初めての複式簿記導入
- 創立20周年記念行事挙行
- 中道益平氏、勳四等旭日小綬章受賞そして死去
第五章 新理事長誕生から第一次施設整備プラン策定まで(昭和53年~平成6年)
- 福田一理事長就任
- 光が丘ハウスに老人専用作業棟を整備
- 光が丘ワークセンター新築工事
- 創立25周年記念行事挙行
- ミックバラーズの夢実現
- 台湾盲人重建院と姉妹提携調印
- コンピュータの導入と事務の効率化
- 創立30周年記念行事挙行
- 全施設にスプリンクラー設置
- 光が丘デイサービスセンター設置
- チャリティーマラソン大会を主催
- 「施設の社会化」と福祉意識の高揚
- 「訓練学習の場」から「生活の場」への転換
第六章 第一次施設整備計画第一期工事から第三期工事完了まで(平成7年~平成15年)
- ライトホープセンター移転新築工事
- ライトワークセンター新築移転
- 常陸宮殿下、同妃殿下お成り
- 介護保険制度発足と社会福祉法の制定
- 新会計基準運用開始
- 評議員会創設
- 支援費制度発足
- 給食業務を直営方式から委託方式へ転換
- 「ミックバラーズ物語」上演
- ライフトレーニングセンター・法人本部の新築移転
第七章 第二次施設整備計画第一期工事以降(平成16年~)
- 新人事管理制度への転換
- 第三光が丘ハウスの新型特養への転換
- 「障害者自立支援法」の衝撃
資料
- 年表
- 組織図
- 役員名簿
- 評議員名簿
- 管理職名簿
- 定款
- 出身地一覧
- 年齢一覧
- ミックバラーズ活動の足跡(演奏会活動一覧)
- 社会福祉法人設立認可申請書
ミックバラーズ物語 「指先の詩」
ミックバラーズ(通称ミック)は、光道園の盲重複障害者の人たちによる楽団です。
ミックバラーズ物語「指先の詩」は、楽団を誕生させ、2004年3月に退職されるまで、楽団にかかわってこられた山内進氏が執筆された、ミック38年の歴史をまとめた本です。
第一章 写真を多用し、楽団結成の経緯や草創期の思い出を紹介
- 入所者のハーモニカ演奏が器楽クラブに発展し、そこから「ミック」が誕生したことや団員の古里や全国の学校での演奏会の様子が記されています。
第二章 ミックの足跡をまとめた記録集
- 平成15(2003)年までに、計215回に及ぶ演奏会活動一覧や、テレビ出演の歴史が記載されています。
ミックバラーズCD 「四季の風さん」
四季の風さん 曲目
- 四季の風さん --- ☆ 作詞・作曲 島邑三智子
- 夜明けのスキャット (唄・熊谷さい子、曽根明美)
- 兄弟舟 (唄・工藤省三)
- 京都の恋
- 霧の摩周湖 (唄・森本保幸、曽根明美)
- ミックの輪 --- ☆ 作詞・作曲 島邑三智子
- 野に咲く花のように
- 乾杯 (唄・児島一夫)
- 弟よ (唄・森山美代子)
- 津軽海峡冬景色 (唄・熊谷さい子)
- 風雪流れ旅 (唄・工藤省三)
- いい日旅立ち (唄・熊谷さい子、曽根明美)
- 花 (唄・熊谷さい子、曽根明美)
- 何処へ (唄・工藤省三、森本保幸)
- ★指先のメロディ・ミックバラーズ (コメント 山内進)
コンガ・ボンゴ:工藤省三(青森)| ビブラフォン:森山美代子(新潟)| ドラムス:河村勝美(静岡)| マラカス:曽根明美(宮城)| マリンバ:熊谷さい子(青森)| キーボード:浅川義見(福井)| サキソフォン:児島一夫(静岡)| キーボード:清野金太郎(福島)| キーボード:森本保幸(北海道)
※ CDの解説書において:現在の所在地は、福井県鯖江市和田町9-1-1 TEL. 0778-62-1234です。