平成29年度 光道園自立支援実践研修が終了しました!

平成29年5月より、計6回にわたり、光道園では、自立支援実践研修を開講しました。

光道園の障がい各施設の平均年齢は、60歳を超えており、加齢による医療的ニーズの高まりや身体機能の低下が顕著となってきました。

そのため、介護を必要とする利用者の方も増えてきています。光道園としては、この現状に合わせた質の高い支援をおこなわなければなりません。

今回の自立支援実践研修では、自立支援の理念と基本ケアについて学び、質の高い支援、科学的根拠に基づいた支援の実践に向けて、支援者一人ひとりの専門性を高めることを目的に開催しました。

自立支援実践研修の講師には、国際医療福祉大学大学院准教授の小平めぐみ先生をお迎えしました。

先生は、全国各地にて、自立支援介護の理念、基本ケアの他、その事例について講師として、全国各地にてお話を頂いております。

今回、この研修には各施設から受講者の職員、オブザーバーとしての職員の参加の他、栄養士、リハビリ担当職員も参加しました。

研修を受講した職員は、各施設の自立支援実践にむけた代表として、各職員にこの支援の理念と基本ケアを伝達していく役割があります。

また、この実践を行なうには支援員だけでなく、他専門職との連携も重要になります。

水分、食事、運動、排泄という基本ケアを徹底することで体調を整え、活動性を向上する事は、利用者の方が、元気になるという事です。

この支援の一番の目標は、利用者の方、一人ひとりの望む生活が実現です。

また、この理念と基本ケアを学ぶことで、支援員一人ひとりの専門性も向上します。

今、光道園に求められることは、基本ケアと科学的根拠における支援の充実です。


今年度の取り組みは、まだ、自立支援の種がまかれたばかりかもしれません。

受講された職員も自分の学びと共に、各施設に戻っての実践へ向けた職員への浸透という役割もあり、たくさんのプレッシャーもあったかと思います。

事例では、今、行っている支援について、「これで良いのか?」と何度も問い直しが繰り返されました。

今年度、受講した職員は、来年度受講者のサポート役となります。

来年は、種から芽がでるのではなく、各施設においてたくさん花が咲くように、職員一人ひとりが、この研修で学んだことを実践し、利用者の皆さんの元気な姿が見られるよう、学びを深め、実践に活かしていきたいと思います。